
はなびら餅
蜜煮したゴボウと味噌餡を餅皮にはさんだ、新年の菓子。もともとは宮廷の正月の儀式に用いられた。
初詣
家族の健康や仕事の発展、世界の平和などを祈願するために、年明け早々に神社やお寺に参拝すること。昔は大晦日の除夜の鐘を聞きながら社寺に参拝していたが、今は三が日の間に詣でることが多い。東京の明治神宮、千葉の成田山新勝寺、神奈川の川崎大師、京都の八坂神社、大阪の住吉神社などの有名な寺社は数百万の人出で賑わう。
新年一般参賀
1月2日、ふだんは入れない皇居の中に入って、皇居の宮殿東庭に面したバルコニーから手を振る天皇一家に、新年のあいさつができる。第2次世界大戦後、国民のだれもが年賀のあいさつのために皇居を訪れることを許されるようになった。
元日(おせち料理)
おせち料理は、正月三が日(1月1日~3日)に食べる料理のこと。三が日食べられるように、日もちのいいものをそろえる。マメ(健康)に暮らせるようにと黒豆を煮たり、子孫が繁栄するようにとニシンの卵の「数の子」を入れたりと、一つひとつの料理に家族の幸せを願う気持ちが込められている。
この年に成人(20歳)を迎える若者たちを祝福する日。日本では、20歳からは法律的に「大人」と認められ、選挙権が与えられ、飲酒や喫煙も許される。各市町村では祝いの式典を開催し、晴れ着やスーツ姿で集まる新成人たちに、大人としての自覚をうながす講演などを企画している。
羽子板
羽子板で羽根を打ち合う「羽根つき」は、日本の伝統的な正月遊びのひとつ。