小さい猫がおりました。名前はねると言いました。綺麗なスカートをはいてます。
ねえ 見てごらん、そうでしょう?
それなのにねるは泣いてます。涙がぽとぽと落ちてます。
「あたし インデアンにんzりたいよう」
ねるは泣きながら言いました。
「どうしたらインデアンになれるでしょ」
ねるは白い花に聞きました。
「しらないわ。でも、雄鳥さんに聞いてごらん」と花は言いました。
「そのことならばインデアンにお聞き」
そこで子猫は「インデアンの国は行ったどこ?どうやって行くの?」
そのとき魚が言いました。
「知ってる 知ってる 僕が知ってる
インデアンがどこに住んでいるのか。
猫ちゃん 君を連れてってあげよう」
「僕にお乗りよ 猫のねるちゃん。
僕の背中に乗りさえしたらインデアンのおじさんのいる国へ君をまっすぐ連れてってあげる」
上を飛んでいた3羽の鳥も一緒に着いて行きました。しばらく行くと向こうの浜辺にお猿が1匹見えました。
魚は丁寧に聞きました。
「ここにインデアンさんはいますか」
「おりますよ。ほら やってくる」とお猿は教えてくれました。
それを見て ねるはおどろきました。見たこともないような人たちです。でも、おじさんたちはかけてきて
「よく来たねるちゃん。嬉しいよ」
そして、一人のおじさんが何をねるちゃんにくれたでしょう?
本物のインデアンの帽子です。羽のついたインデアンの帽子です。
それから一日インデアンのダンス。
そのうちねるちゃんが又うちに帰る時間になりました。
「さようなら」おじさんたちは手を振りました。
又々魚の背に乗って
ねるはおうちに帰りました。
「面白かったわ。ありがとう」
ねるは魚に言いました。